ヨーロッパ旅行時に使う航空会社はどこが良いのでしょうか。高い航空券代を払うならば、できるだけ快適な時間を過ごしたいですよね。そこで、独断と偏見で各社の特徴を紹介します。今回は安さと快適さのバランスに優れた韓国系航空会社の大韓航空とアシアナ航空です。
韓国系航空会社の特徴
ルート
日本の空港からまずソウルの仁川空港に行き、ソウルで乗り換えてヨーロッパに経つルートです。最低限1回の乗り換えは必要ですが、ソウルからヨーロッパの多くの都市に就航していますのでその点は便利です。また、ソウルに直行便が出ている日本の地方都市から出発する場合は、乗り換え2回以上になっても最も使い勝手の良い航空会社になるでしょう。
価格
休めです。他の航空会社の航空券代価格が上がりきった状態でも、比較的安価に手に入れられます。これについては今後、比較記事を書いていきます。
乗客のマナー
中韓をセットにして忌避する人もいますが、私が経験した限り、韓国人のマナーは良いと思います。機内がうるさいとか、汚いということはありません。
一つ特徴的だと思うのは、一人で通路側席(前もってオンラインチェックインで指定)に座っていると、ほぼ毎回隣の席の人に「一人なら、連れと席を替わってほしい」と言われることですね。聞いてみるとその連れの方の席も遠く離れた真ん中席です。
今より悪い席に移るという交渉は日本ではあまり考えられないのですが、毎回のことなので笑顔で「通路席がいいので」と断ります。一人で搭乗する通路派は、この交渉の洗礼を受けることを覚悟しておいたほうが良いです。(そんな人いないですか・・・)
CA
日系の航空会社と似た感じで、若くて綺麗な人が多いです。嫌な思いをしたことはありません。おそらく全員が韓国人であるため、コミュニケーションは韓国語か英語が必須です。そもそもそんなに話す機会はないですが。
機内食
これは触れておかなければなりません。機内食や映画などのコンテンツをそれほど重視していない私ですが、韓国系航空会社を利用するときだけは小さな楽しみがあります。それは、
機内食メニューにビビンバがある
ことです。大韓航空・アシアナ航空いずれもです。ビーフ&チキン&ビビンバという三択のメニューを聞くと韓国に来たなぁ(入国していないけど)とテンションがあがります。ビビンバの良し悪しはわかりませんがおいしいですよ。
マイレージ
大韓航空はスカイチーム、アシアナ航空はスターアライアンス(ANAと同じ)です。ちなみに、大韓航空のマイレージプラン「スカイパス」は有効期限が10年と長いため、スカイチームでマイルを貯める先の有力な候補です。
韓国系航空会社の活用方法
おすすめの行先
ずばり、「他の航空会社が直行便を出していない」かつ「ソウルからの直行便が出ている都市」を満たしている行先です。関西空港から出発する場合は、訪問国が
イタリア・スイス・オーストリア・チェコ・スペイン
の場合、韓国系の航空会社がベストに近い選択肢になります。
ソウルからの直行便が出ているヨーロッパの都市(ロシアを除く)
大韓航空 | アシアナ航空 | |
他の航空会社の直行便あり | ロンドン パリ フランクフルト アムステルダム イスタンブール |
ロンドン パリ フランクフルト イスタンブール |
他の航空会社の直行便なし ★おすすめ |
ローマ ミラノ チューリッヒ ウィーン プラハ バルセロナ マドリード |
ローマ ベネチア バルセロナ |
結論:こういう人に韓国系航空会社はおすすめ
・ソウルから直行便が出ている都市(チューリッヒ・ウィーン・プラハなど)に行く
・できるだけ安く行きたい
・できるだけ短時間のフライトで効率良く旅行をしたい
・最低限の英語コミュニケーションは平気