ひとり旅に興味があっても、最初は自分にできるのかどうか不安を感じるものです。そこで、どんな人がひとり旅に向いているかをまとめました。
そもそも、ひとり旅って楽しいの?
ひとり旅の楽しさを一言で言い表すと、自由だ!ということに尽きます。
何より行きたいところに旅することができます。複数人ですと、同行者の行きたい場所と一致しなかった場合には誰かが妥協をしなければならないですが、ひとりならその必要はありません。逆に、自分以外誰も行き先を決めてくれません。
また、マニアックな旅も思いのままです。趣味に関連する巡礼の旅だったり、ひたすら温泉に入る旅、カフェをめぐる旅、はたまた一日中ホテルでのんびりする旅など・・「一度やってみたい」と思っているけれど、友人や家族を誘うのは気が引ける、というような旅はひとり旅にもってこいです。
予算面でもひとり旅なら思いのままです。金銭感覚が完全に一致する相手は少ないですから、旅の予算のすり合わせは難しいですよね。「時間がかかっても安いほうがいい人」と「15分歩くぐらいならタクシーに乗りたい人」が旅行をすると、意見の衝突が起こってしまいそうです。しかしひとり旅なら「今回は節約旅」とか、「前回節約したので今回は贅沢に」とか、そのときのお財布事情に応じた旅ができます。
また、行きたいときに旅行に行けることもひとり旅のメリットです。
急に休みが取れたからどこかに行きたいという状況になったことはありませんか?そういうときはひとり旅デビューのチャンスです。また、もともとサービス業などに従事されていて土日が休みではない方にとっては、日ごろから友人や家族と旅行の予定を立てるのが難しい状況にあると思います。そういう方にもひとり旅はおすすめです。
ひとり旅に向いている人
ではいったい、どのような人がひとり旅に向いているのでしょうか。
個性的な趣味を持つ人・こだわりが強い人
趣味に関連する旅は、同じ趣味を持つ相手とするのが良いでしょう。もしあなたの趣味が個性的で、趣味仲間が身近にいない場合は、ひとり旅がおすすめです。
また、旅行への強いこだわりがある人は、そのこだわりを受け入れてくれる心の広い旅仲間を見つけても良いのですが、思い切ってひとりでその旅行を実現させてみてはいかがでしょうか。誰にも気兼ねせずにこだわりを実現することができますよ。
休日が合わない・地方赴任中など、旅をする仲間を作るのが難しい人
友人や家族と休日が合わない、地方赴任中だが旅行がしたい、もともと友人が少ないなどの状況にある人は、旅をしたいならひとり旅ほぼ一択になります。旅は誰かとするものだという固定観念を捨てて、ひとり旅に出かけてみましょう。
ある程度のひとり耐性は必要です
性格面では、ある程度はひとりでいることへの耐性が必要です。
昨今、ひとり旅の人口は増えたとは言え、やはり複数人で旅行する人が多数派を占めます。実際、鉄道もホテルもレストランも、2人から4人のグループ旅行を想定したサービスが中心になっています。そのため、異端とみなされることを受け入れなければなりません。
ひとり耐性の目安は「ランチをレストランで一人で食べられるかどうか」です。普段からひとり行動に大きな抵抗がない人、つまりひとりランチ可能な人であれば、ひとり旅も楽しめると思います。
ひとり旅に向いていない人
ひとり旅に向いている人の裏返しになりますが、向いていない性格を追加で挙げていきます。
他人の目が気になって仕方がない人
実際のところは、他人はあなたのことをほとんど見ていないのですが、自分がしたいことより体面が気になるうちはひとり旅はやめておきましょう。
ひとりで判断できない人
旅は判断の連続です。判断を他人に委ねたい人にとってのひとり旅は難しいものになるでしょう。もちろん、あえて旅に出ることで判断力を鍛える練習にはなるかもしれませんが、それは旅に出る前に備えておいたほうが良い力ですね。
番外:語学力が皆無の人(海外旅行の場合)
番外編として、語学力が皆無の場合、海外ひとり旅はやめておきましょう。特に海外は自己責任の世界です。日本のように電車やバスが定刻に来るとは限らず、治安が悪い地域も各国にありますので、臨機応変に対応するには、ある程度コミュニケーションをとる力が必要になります。旅はハプニングの連続です。中学レベルの英語力も怪しい場合は語学力のある仲間との旅か、ツアーへの参加をおすすめします。
とりあえず、ひとり旅に興味があれば一度試してみましょう
今回の例に該当しなくてもひとり旅に興味があれば一度試してみましょう。きっと旅のバリエーションが広がります。また、一度ひとり旅を経験することで、グループ旅の良さも実感することができますよ。